シェープファイル(SHP)を DXF に変換

この変換ツールは、1つまたは複数のシェープファイルを、AutoCAD、BricsCAD、DraftSight、LibreCAD 用の1つの DXF 図面に変換します。シェープファイルごと、または選んだフィールドの値ごとに、別々の CAD 画層になります。変換はブラウザー内で行われ、アップロードされません。DXF には属性テーブルがないため、残るのはジオメトリと画層名だけです。座標はメートルかフィートの投影座標系にしてください。

うまく変換できないファイルがありましたか? [email protected] までメールでお知らせください。小さなサンプルファイルを添えていただけると、修正しやすくなります。

要点

シェープファイルを DXF に変換する理由

GIS のデータを CAD で作業する人に渡すことはよくあります。設計事務所に筆界や建物を、設計コンサルタントに管路やケーブルを、配置図の下図として地図を渡す、といった場面です。この変換ツールは、QGIS も使っているライブラリー GDAL で、シェープファイルを1つの DXF に書き出します。ポイントは DXF のポイントに、ラインはポリラインに、ポリゴンは穴も含めて閉じたポリラインになります。各シェープファイルはその名前の CAD 画層に入ります。道路種別や土地利用コードのような属性を選べば、その値ごとに画層が分かれるので、CAD の担当者は画層ごとに表示・非表示や色を設定できます。座標はシェープファイルの座標系のまま残すか、入力した座標系に変換されるので、同じ座標系のほかの CAD ファイルと重なります。サーバーには何も送信されません。

シェープファイルを DXF に変換する方法

  1. シェープファイルを含む .zip をドロップするか、.shp、.shx、.dbf、.prj ファイルをまとめて選択します。複数のシェープファイルは1つの DXF にまとめられます。
  2. DXF の画層名に何を使うかを選び、CAD 図面がほかの座標系を使っている場合は出力の座標系も指定します。
  3. 「DXF に変換」をクリックし、ファイルを CAD ソフトで開きます。

変換で変わること

属性は引き継がれない

DXF には属性テーブルがありません。書き出されるのはジオメトリと画層名だけなので、いちばん重要なフィールドを画層名に選んでください。CAD の担当者がすべての属性を必要とする場合は、シェープファイルか、SHP から CSV への変換ツールで作った CSV も一緒に渡してください。

投影座標系を使う

CAD ソフトは図面単位、たいていはメートルかフィートで寸法を測ります。経度・緯度(WGS84、EPSG:4326)のシェープファイルからは度単位の図面ができ、小さくゆがんで見えるうえ、寸法も測れません。出力の座標系には、平面直角座標系、UTM ゾーン、State Plane のような投影座標系を入力してください。結果が度単位の場合は、変換ツールが警告します。

DXF には座標系が保存されない

図面に入るのは数値だけです。ほかのデータと正しく重ねられるよう、どの座標系かを CAD の担当者に伝えてください(例:「JGD2011 / 平面直角座標系 IX 系、EPSG:6677」)。図面単位もファイルには設定されず、AutoCAD では「単位なし」として扱われます。メートルかフィートかを全員が把握していれば問題ありません。

色、線種、ラベルは付かない

すべてのオブジェクトは CAD の既定の色と線種(ByLayer)になるため、CAD の担当者は画層ごとにまとめて色を設定できます。ラベルは文字として書き出されず、属性値は画層名としてしか残りません。ポリゴンはハッチングではなく閉じたポリラインになります。

ファイル形式について

Shapefile

Esri シェープファイルは、GIS で最も広く使われているベクター形式です。「シェープファイル」は実際には同じ名前のファイルの集まりで、 .shp にジオメトリ、.shx にインデックス、.dbf に属性テーブルが入り、任意の .prj に座標系、.cpg に文字コードが入ります。

  • 少なくとも .shp、.shx、.dbf が必要です。まとめて選択するか、1つの .zip にしてください。
  • フィールド名は10文字まで、テキスト値は254文字までです。
  • 1つのシェープファイルに入れられるジオメトリタイプは1種類だけです(ポイント、ライン、ポリゴンのいずれか)。
  • .prj ファイルがないと、座標系が不明になります。

DXF

DXF(Drawing Exchange Format)は AutoCAD の公開された交換用の形式で、1982 年から Autodesk が仕様を公開しています。 測量、建築、土木の現場で、CAD 図面をソフト間でやり取りするのに使われます。DXF には、名前の付いた画層(レイヤー)上の線、 ポリライン、円弧、円、文字、ハッチング、ブロックが入りますが、属性テーブルと座標系はありません。

  • テキスト(またはバイナリー)形式で、図形のオブジェクトが名前の付いた画層に置かれます。ブロックは、何度も挿入できる再利用可能なシンボルです。
  • 属性テーブルはありません。オブジェクトが持つのはジオメトリのほか、画層、色、線種、文字の場合はその文字列だけです。
  • 座標系は保存されません。座標はただの数値で、国の座標系(日本なら平面直角座標系)か、現場ごとのローカル座標であることがよくあります。
  • DWG は AutoCAD 独自のバイナリー形式で、DXF とは別物です。

よくある質問

どの CAD ソフトで DXF を開けますか?

DXF は AutoCAD 2004 形式で、AutoCAD、AutoCAD LT、BricsCAD、DraftSight、LibreCAD、QCAD、MicroStation、QGIS のいずれでも読み込めます。

DWG で出力できますか?

直接はできません。DXF を AutoCAD、BricsCAD、DraftSight で開いて「名前を付けて保存」で DWG を選ぶか、無料の ODA File Converter で変換してください。

高さ(Z 値)は引き継がれますか?

はい。頂点ごとに標高を持つ等高線のような 3D シェープファイルからは、DXF の 3D ポリラインとポイントができます。

シェープファイルはアップロードされますか?

いいえ。DXF はお使いのコンピューター上でブラウザーが書き出し、サーバーには何も送信されません。

シェープファイルに .prj ファイルがない場合は?

座標はそのままの値で書き出されます。入力の座標系を指定するのは、データをほかの座標系に変換したい場合だけで十分です。