KML を DXF に変換

この変換ツールは、Google Earth や Google マイマップの KML・KMZ ファイルを、AutoCAD、BricsCAD、DraftSight、LibreCAD 用の1つの DXF 図面に変換します。座標は経度・緯度から、データのある UTM ゾーンのメートル単位、または入力した座標系に変換されます。KML のフォルダーはそれぞれ CAD 画層になり、プレイスマークの名前は文字として書き出せます。変換はブラウザー内で行われ、アップロードされません。

うまく変換できないファイルがありましたか? [email protected] までメールでお知らせください。小さなサンプルファイルを添えていただけると、修正しやすくなります。

要点

KML を DXF に変換する理由

境界線やルート、目標物のポイントは、Google Earth や Google マイマップで描かれたあと、配置図、測量のスケッチ、道路設計といった CAD 図面に取り込む必要が出てくることがよくあります。KML は AutoCAD では開けず、座標も度単位の経度・緯度なので、CAD ソフトでは小さくゆがんで描かれます。このページは、QGIS を支えるオープンソースのライブラリー GDAL で KML や KMZ をブラウザー内で読み込み、座標をデータのある UTM ゾーンのメートル単位(または入力した平面直角座標系などの座標系)に変換して、1つの DXF に書き出します。ポイントは DXF のポイントに、パスはポリラインに、ポリゴンは穴も含めて閉じたポリラインになります。KML のフォルダーはそれぞれ専用の CAD 画層に入ります。フィールドを選べば、その値ごとに画層が分かれます。プレイスマークの名前は、図形の横に文字として書き出せます。サーバーには何も送信されません。

KML を DXF に変換する方法

  1. Google Earth や Google マイマップから書き出した .kml または .kmz ファイルを1つ以上ドロップします。複数のファイルは1つの DXF にまとめられます。
  2. 出力の座標系を確認します。データの UTM ゾーンが入力されているので、CAD 図面が使っている座標系、たとえば JGD2011 / 平面直角座標系 IX 系(EPSG:6677)などに置き換えてください。
  3. CAD 画層名に何を使うか、プレイスマークの名前を文字として書き出すかを選び、「DXF に変換」をクリックします。

変換で変わること

図面の座標系を選ぶ

KML は常に WGS84 の経度・緯度です。変換ツールはデータのある UTM ゾーンを入力するので、図面はメートル単位になり、寸法を測れます。既存の CAD 図面に重ねる必要がある場合は、その図面の座標系を入力してください。たとえば JGD2011 / 平面直角座標系 IX 系(EPSG:6677)、VII 系(EPSG:6675)、JGD2011 / UTM 54N(EPSG:6691)などです。DXF には座標系が保存されないため、どれを選んだかを CAD の担当者に伝えてください。

説明、データ列、スタイルは引き継がれない

DXF には属性テーブルがありません。書き出されるのはジオメトリと画層名、そして希望すればプレイスマークの名前だけです。説明、マイマップのデータ列、写真、アイコン、Google Earth の色は引き継がれず、すべてのオブジェクトは CAD 画層の色(ByLayer)になります。属性を残したい場合は、同じ KML をシェープファイルや CSV にも変換してください。

Google Earth の高さはたいてい 0

Google Earth は、地表に固定された図形には高度 0 を書き込みます。こうした 0 は取り除かれるため、ポリラインは平らな 2D ポリラインになります。GPS トラックや絶対高度で描いたパスのように実際の高さを持つ KML からは、3D のポリラインとポイントができます。

文字の高さは推定値

名前の文字は、図面の幅のおよそ 1/250 の高さで書き出され、1、2、5 メートル(またはそれに 10 のべき乗を掛けた値)に丸められます。高さはステータス行に表示されます。AutoCAD ではクイック選択(QSELECT)ですべての文字を選び、高さをまとめて変更できます。

ファイル形式について

KML

KML(Keyhole Markup Language)は Google Earth や Google マイマップで使われる XML 形式で、2008 年から OGC 標準にもなっています。 ジオメトリのほか、スタイル、アイコン、フォルダー、HTML の説明文も保持できます。

  • 常に WGS84 の経度・緯度で、高度は省略できます。
  • フォルダーでプレイスマークをまとめ、変換時には各フォルダーを個別のレイヤーにできます。
  • スタイル(色、線の太さ、アイコン)は KML と Google Earth に固有のものです。

DXF

DXF(Drawing Exchange Format)は AutoCAD の公開された交換用の形式で、1982 年から Autodesk が仕様を公開しています。 測量、建築、土木の現場で、CAD 図面をソフト間でやり取りするのに使われます。DXF には、名前の付いた画層(レイヤー)上の線、 ポリライン、円弧、円、文字、ハッチング、ブロックが入りますが、属性テーブルと座標系はありません。

  • テキスト(またはバイナリー)形式で、図形のオブジェクトが名前の付いた画層に置かれます。ブロックは、何度も挿入できる再利用可能なシンボルです。
  • 属性テーブルはありません。オブジェクトが持つのはジオメトリのほか、画層、色、線種、文字の場合はその文字列だけです。
  • 座標系は保存されません。座標はただの数値で、国の座標系(日本なら平面直角座標系)か、現場ごとのローカル座標であることがよくあります。
  • DWG は AutoCAD 独自のバイナリー形式で、DXF とは別物です。

よくある質問

どの CAD ソフトで DXF を開けますか?

DXF は AutoCAD 2004 形式で、AutoCAD、AutoCAD LT、BricsCAD、DraftSight、LibreCAD、QCAD、MicroStation、QGIS のいずれでも読み込めます。

DWG で出力できますか?

直接はできません。DXF を AutoCAD、BricsCAD、DraftSight で開いて「名前を付けて保存」で DWG を選ぶか、無料の ODA File Converter で変換してください。

なぜ平面直角座標系ではなく UTM になるのですか?

UTM はどこでも使えるため、データのある場所から自動で入力されます。多くの国では CAD で独自の座標系を使っており、日本では平面直角座標系(例:IX 系は EPSG:6677)、ドイツでは EPSG:25832、イギリスでは EPSG:27700 などです。変換する前に、その EPSG コードを出力の座標系の欄に入力してください。

写真や画像オーバーレイを含む KMZ でも使えますか?

KMZ 内のプレイスマーク、パス、ポリゴンは変換されます。DXF では画像を別ファイルとして参照することしかできないため、写真と画像オーバーレイは含まれません。

KML はアップロードされますか?

いいえ。DXF はお使いのコンピューター上でブラウザーが書き出し、サーバーには何も送信されません。